第449回定期大会
第449回日本医学放射射線学会関東地方会を終えて
会 長:加地 辰美(防衛医科大学校)
開催日:平成28年6月11日(土)
会 場:東京コンファレンスセンター・品川
当日(6月11日)は朝から快晴で昼には30度近い猛暑でした。その中第449回関東地方会が東京カンファレンスセンター品川で開催され、開会と同時にたくさんの会員に出席していただきました。特に獨協医大の楫教授を講師にお迎えして開催した指導者講習会は新専門医制度の話題も手伝って午前9;30にもかかわらず満席でした。また必修講習会には北里大学医学部新世紀開発医療センターの鈴木教授にはIVRの放射線防護についてご講演をいただきました。ランチョンセミナーでは防衛医大の曽我先生に新しいIVR-CTの話を自衛隊のミサイルと絡めながら種々の機能についてお話しされ聴衆者の感嘆する声を誘うほどの内容でした。定例講座は防衛医大の新本 准教授による前立腺癌のMRI診断のお話しでした。昨年RSNAで賞を取られたばかりのホットな内容で明日からの診療に役立つ内容でした。特別講演は東海大学医学部の長谷部教授によるIVRデバイスの開発についてのお話で、若手IVR医には臨床をやりながら新しいデバイスの研究開発のすすめを説いておられました。これからのIVRは臨床だけではダメで医工学連携による新しいデバイスの開発により放射線科医がIVRのリーダーシップを取ることができると熱く語っておられました。フィルムリーディングセッションでは5人の解答者全員が詳細な読影をされ全員正解あるいは正解に近い解答をされました。解答者のプロフィールのスライドを作成してアピールをしてもらう予定で時間を多めに取っておいたのですが、皆さん謙虚な方ばかりでその部分はさらっと流されたので時間がかなり余ってしまいましたが、全体にタイトなプログラムでしたのでちょうどよかったと思っております。学会終了後1Fのウルフギャングパックというピザ屋で関係者だけの懇親会を催して情報交換を致しました。
例年参加者は250人程度ということで300枚の参加証を用意していたのですが、蓋を開けてみると318人もの方の参加をいただきました。18人の方には急遽手作りで参加証を作成する羽目になりましたことを陳謝致します。
この会は学会運営会社を使用せず、医局員全員と秘書の方により企画運営されました。またたくさんの企業に協力を頂きました。そして予想を上回るたくさんの会員の方に参加していただき会を盛り上げていただきました。紙面を借りて改めて心より感謝と御礼を申し上げます。
加地 辰美(防衛医科大学校 放射線医学講座)